リマスタリングって何!?その意味、効果とは? [ オーディオ ]

魔法の言葉、"リマスタリング"の正体とは?その役割について!


よく最新デジタルリマスター!と題されて、過去の名作アルバムが再発されることがよくあります。しかしリマスターとは、そもそもいったい何なんでしょう?そしてその作業に果たして意味はあるのか?古いCDから買い換える必要があるのか?という疑問を含めて、

今日はリマスター、リマスタリングについて考えていきます。



アナログテープからデジタルへ

そもそも古い作品ですと、大元のマスター音源はアナログ・マスターテープです。


昔はこのテープから、カッティングという工程を経てアナログレコードとしてプレスされ、アナログレコードが販売されていたわけです。


当然今の世の中、CDあるいはデジタル配信が主流ですので、そのアナログテープの音をデジタルデータに変換しなければなりません。

しかし、いきなりCDMP3の形式でアナログデータをデジタル化するよりも、より高い解像度でデジタルデータ化したのち、CDのフォーマットに変換した方が音質はより良く、オリジナルに出来る限り近いクオリティを保てます。つまり音質的な損失、変質が低く抑えられます。



デジタル技術の進化

より高い解像度、といいましたが80年代半ばにCDが実用化されてから今日まで、デジタルオーディオ技術ないし、デジタル技術そのものは日進月歩で進化し続けてきました。


つまり、より『高い解像度』が時代と共に大きくなってきたのです。それはオーディオよりも映像画質の進化を見たほうがより分かりやすいかもしれません。VHS > DVD > Blu-ray > 4K


当然デジタル処理も大きな進歩を遂げてきました。コンピュータの性能の上昇などは目覚しく、かつ音を取り扱うソフトの性能、種類は大幅に拡大されました。



アナログオーディオの真実

ここで気になるのは、アナログオーディオ技術の真の実力です。


もしアナログオーディオの音のクオリティが、デジタル以下であるならばアナログのデジタル化において、デジタル技術の発展でクオリティに差が出るということはありえません。


実際にはヒスノイズワウフラッターといったアナログ特有の弱点は確かにあるにせよ、高価格高品質のアナログオーディオのクオリティは、われわれの思う以上にクリアなモノであるということです。やはりアナログでない生み出せない音質というものがあるし、きちんと作られたものは、アナログの範疇でハイファイ(Hi-Fi)であるということです。


youtubeなどで「オープンリール」と検索してみるのもいいじゃないですかね。そもそもアナログオーディオとデジタルオーディオの単純な比較は難しいですがアナログオーディオの方が早く生まれ、デジタルに比べ年月を経ているのだから技術的な積み重ねに差があったのは当然です。

今では逆にアナログ技術が失われつつあるような状況ですが。



リマスタリングの意味

よって新たなデジタル技術によって、オリジナル音源アナログゆえのサウンドクオリティをより忠実にデジタルオーディオとして生まれ変わらせ、かつては不可能なデジタル修正をも加えてより高品質なものにするという意味においては、リマスターは意味があります。


90年代のCDと2010年以降のリマスターCDを聞き比べるとわかりやすいです。


ただし今日のCDですと、音圧を上げすぎで音が潰れて逆にサウンドクオリティが落ちてしまっている場合もあります。もちろんアナログオーディオにもコンプレッションは掛けられていますが。


ハイレゾ音源は過剰にコンプしてなかったり、そもそも解像度が高いので、ハイレゾで出てればそちらの方がオススメです。もちろんハイレゾだから、必ずしも良いわけでもありません。


またアナログテープは経年劣化するので、そういう意味では昔にデジタル化されたものの方がかえってよい、という場合もあるかもしれません。ここら辺がオーディオの難しいところです。


なおデジタルが主流の現在でも、新人の頃はちゃんとしたところでマスタリング出来る予算がなく、後年ちゃんとしたマスタリングスタジオでやり直した!というのであればこれもまた意味があります。しかし、当然マスターテープの質が低ければどうしようもならないこともあります。


古いデジタル録音も、まあある程度には現代のクオリティに近づけられます。



まとめ

というようにリマスタリング自体にはきちんと意味があります。

個人的な考えとして、古いロック、ポップスなどについては、

特に2010年以降のリマスター作品は買う意義は十分にあるということです。


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